【スタジオパークからこんにちは】茂木健一郎さん

朝起きたらすごくお腹がもたれていて、午前中はずっとダウン。
気をそらそうとつけたテレビでやってたのが、「スタジオパークからこんにちは」。茂木健一郎さんの本、半分挫折気味だったから読むときのヒントにならないかしらと思って見てたら面白かったから、忘れる前にメモ。途中で寝ちゃったから、最初のほうの「脳活性化術」というところしか見ていないけれども。
それにしても、「脳活性化術」っていうネーミングはイケてない。「○○力」みたいなブームに乗ってる感じが、私は好きじゃない。なぜ脳を活性化させなきゃいけないのかっていうところを無視しているよね。
まぁいいや、大事なのは中身だし。


脳活性化術
1.起きた瞬間から一仕事
2.同じ事を繰り返す
3.想像とは思い出すこと


◇起きた瞬間から一仕事
目覚ましをかけない。90分サイクルを大事にする
朝起きたときが一番頭が整理されていて、クリエイティブな仕事に向いている。
しかし、脳科学には例外がないものはない。だから、合わない人はそれはそれでいい。自分に何が合うかは人それぞれ。


◇同じ事を繰り返す
シナプス(脳細胞同士を繋ぐ神経)は2週間ぐらい経たないと作られないので、繰り返し同じことを繰り返すことが必要。最低2週間は続けてみないと、それが効果あるのか判断することはできない。
人間は完全に自分をコントロールすることはできないが、習慣的にやっていることは意識的にコントロールできる。イチローもそうだし、計算が苦手な人が、ストイックに計算問題を1日2時間毎日2年間やっていたら、それを職業にできるぐらい計算が得意になったという例もある。


◇創造とは思い出すこと
新しいことを作るのは、思い出すこと、経験を活かすことである。
「年をとると創造性がなくなる」のは意欲がなくなるからである。年配の方は体験の蓄積はたくさんあるはずだから、意欲のある年配が一番創造性があって無敵な存在である。
体験の蓄積が多いほど創造性に結びつくので、経験はすればするほど良い。
同じことを繰り返すのも必要だが、普段と違う経験をすることが、5年後10年後の想像性につながる。この組み合わせが必要。
脳内では5年、10年経ってから整理されてくるので、記憶も時間をかけて段々と熟成されていく。経験には今すぐに役立つことだけでなく、何十年後に役立つものもある。


あと、夏目漱石の話をしていたときに出てきた素敵なフレーズ。


「人生とは、何があるかわからない中を手探りで生きていくこと。」


茂木さんは夏目漱石が大好きで、単行本などは10冊ずつ持ってたりするほどらしい。
ちょうど私も、夏目漱石デビューしようと図書館で借りてきたところ。