【review】脳を活かす勉強法ー奇跡の「教科学習」/茂木健一郎

はじめに 入学当初の僕は「できない子」だった
第一講 脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好き
 01 脳は、何かを達成するたびに、どんどん強くなる
 02 「喜び」がないと強化回路が回らない
 03 「突き抜ける」感覚は絶対クセになる
 04 学習することは、いままでの自分を違う自分になること
第二講 「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える
 05 一つひとつの行動に負荷をかける
 06 ただし、他人から強制された時間制限は逆効果
 07 「成果を他人と比較する」なんて、デメリットだらけ
 08 体育でも脳を鍛えることができる
 09 発想を転換させると負荷が"楽しく"なる
 10 「アインシュタインみたいになりたい」でいい
第三講 「瞬間集中法」で勉強を習慣化させる
 11 集中力を養う「『鶴の恩返し』勉強法」
 12 自分と勉強の距離をゼロにする
 13 脳にカイロができれば、あとは身体が勝手に動いてくれる
 14 細切れ時間にこそ、できることが無限にある
第四講 茂木健一郎流「記憶術」
 15 「モダリティ」を駆使して効率的に記憶する
 16 脳のゴールデンタイムを積極的に活用する
 17 分からないことは、脳の反応の鮮度が高いうちに調べる
 18 大切なのは「ものごとを記憶すること」ではなく、「記憶した知識をどのように使うか」
第五講 茂木健一郎の「読書のススメ」
 19 文章能力と国語力は勉強や仕事の基本。鍛えるなら読書がいい
 20 「じっくり読む」「拾い読みする」それぞれの脳への効果
 21 少し難しい内容の本を読むことが、脳に快楽を与える
 22 インターネットは、図書館以上の知識の宝庫である
 23 知識はエリート階級の独占物ではなくなった
 24 勉強とは、自分という存在を輝かせ、人生の次のステージに登るためのもの
 25 人とのかかわりの中で「知」は育まれる
第六講 脳のコンディションを把握しよう
 26 まずは、自分の脳の特性をモニタリングする
 27 絶好調の時の感覚を身体に覚えさせる
 28 僕が苦手だった現代国語を得意科目に変えた思考法
 29 あなたの「弱点」が「得意分野」になる瞬間
 30 ミスの裏側にこそ、大きなチャンスが隠れている
第七講 自分を変える「一回性」に巡り会うには
 31 あなたも「教科学習」の回路を暴走させて、能力を開花させることができる
 32 「一回性」があなたの脳を変える
 33 変人であることの自由が、「教科学習」の回路を暴走させる
 34 脳は、ミラーニューロンの働きによって、環境・場所を問わず学習し続ける
第八講 偶有性がさらなる脳の発達を促す
 35 予想可能なことと意外性が混在してこそ、脳は"楽しい"と感じる
 36 「感情」は不確実性に対する脳の適応戦略
 37 安全基地からのチャレンジ
おわりに 知の「オープンエンド」時代がやってきた

この前のNHKのスタジオパーク以来茂木さんが気になってたので、本屋さんで見つけたこの本は即買い。
通勤ラッシュの電車で1時間で一気に読み切った。


この前話してた内容をふくらせたもので、とても満足の内容。
今まで色んなところで聞いてきた内容を改めて説明された感じで、頭にすんなり入ってきた。


例えば、強化学習をしていくことで、強化回路を作り、「突き抜ける」感覚をどんどん感じるようにするというところ。
「勉強」に限らず、inputを増やしていけば、ある一点で臨界点に達する。これが成功体験というもので、これをちょくちょく感じることが学習意欲に結びつく。


ちょっと新鮮だったのは、時間や形式に囚われずに思い立ったらとにかくすぐに勉強を始めるということ。
イムリミットを設定することは必要だけど、区切りのいいところとかを探しているよりとにかく始めちゃおう、という考え方が新しかった。
ごちゃごちゃルールを決めるより、私にはこのほうが性に合っているのかも。


あとは、読書のところで「じっくり読む」と「拾い読みする」の二つに読書を分けているところが今まで思っていたこととかみ合ってすんなりきた。
ビジネス書を読んでいるといくらでも早く読めるんだけど、普通の読書はそうはいかない。速読が流行ってるけど、速読が通用しないところもあるなぁって感じてた。
そう考えると、月によって読書量に偏りがあるのは、読むジャンルが偏ってることなのかな〜。
もうちょっとバランスよく読むようにしたい。


この本を読んで、勉強しよう!と改めて思い立った。
やる気が大事!
形式にこだわりすぎずに、とにかく思い立ったら勉強する!というスタンスでやっていこう。