【review】ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ

友人の家に置いてあった本。 彼はまたアメリカの大学院に戻ってくることを目指していて、 昔はMBAに行こうと思っていたのが、 今はケネディスクールを目指しているらしい。 私はもう、今のところは大学院留学する気力も体力も頭もないやと思っていたんだけれ…

【review】3年で辞めた若者はどこへ行ったのか/城繁幸

タイトルよりサブタイトルの「アウトサイダーの時代」のほうが本書の内容をよく表現している。20の昭和的価値観に反した生き方を選んだ「アウトサイダー」の働き方を紹介しながら、今後どのような働き方を選択していくべきかを語りかけている。 あえて「昭和…

【review】この世でいちばん大事な「カネ」の話/西原理恵子

お金がないってどういうことなのか。 貧しいってどういうことなのか。 うわべだけの議論じゃなくて、お金にまつわる「汚い」現実を映し出した一冊。 西原氏は、貧しい国を旅するといつもする質問が3つあるそうだ。 「汁そば一杯いくらですか?」 「玉子一個…

【review】おもてなしの経営学/中島聡

いまさらながら読んだ。話題になったのは結構前だけど、大学の図書館で借りてるからしょうがない。 表題の「おもてなしの経営学」は第1章で説明されているんだけれど、どちらかというと第3章の対談のほうが面白かった。2ちゃんのひろゆき氏と、古川享氏(ごめ…

【review】日本を蘇らせる政治思想/菊池理夫

コミュニタリアニズムという思想があるそうだ。いわば、自由主義と社会主義の中道をいくような思想。コミュニティを基盤としてソーシャルキャピタル(本書では「共通善」と呼ばれている)を構築し、ゆるい共同体としてそれぞれが貢献するのが良いのではないか…

12月

12月読んだ本 ボランティア/金子郁容 ワード・ポリティクス/田中明彦 政策連携の時代/上山信一 フェルメール全点踏破の旅/朽木ゆり子 デフレはなぜ怖いのか/原田泰 幼児化する日本社会/榊原英資 日本経済を学ぶ/岩田規久男 安全社会から信頼社会へ/山岸俊男 …

【review】チャイナ・インパクト/大前研一

この前『帝国としての中国』を読んだけど、まだいまいち中国という国がつかめなかったので大前さんの『チャイナ・インパクト』を読んでみた。 中国は連邦に近いという意見に納得した。中国という国を理解するには、国家と国民を分けて考えなくてはならないと…

【review】コスプレーなぜ、日本人は制服が好きなのか/三田村蕗子

題名に惹かれて読んだけどちょっと拍子抜けした。 肝心な「日本人はなぜ制服が好きなのか」っていう問いに対する答えがあまりに弱かった。著者は制服を以下の三つにカテゴライズしている。 ・楽しい制服 ・悲しい制服 ・情けない制服CAの制服や化粧品会社の…

【review】日本経済を学ぶ/岩田規久男、デフレはなぜ怖いのか/原田泰

レポートの課題図書でした。 前者は戦後の日本経済を歴史を追って振り返ったもので、戦後の高度経済成長の背景にあった教育の力だとか、バブルはなんだったのかとか、現在日本が抱える経済上の問題を述べたもの。 後者はデフレの意味、原因からデフレが引き…

【review】帝国主義論/レーニン

最近歴史を振り返る機会が多い。 過去から学ぶことは多いっていうことか。 世界史大好きだった割に入試では全然かんばしくなかったけど、今になって活きていると思う。 このブログ誰が読んでるのか知らないけど(そもそも読んでいる人いるのだろうか。。)、も…

【review】勝間和代の日本を変えよう/勝間和代

ブレインティーザーと一緒に買った本。 勝間さんの本は一気に読めるので、手軽に読めていい。今回の本は、女性の社会参画とフリーター問題という日本の抱える二つの問題について、対談と著者の意見をつづったものだ。タイトルのみで買ったので、 この2点に絞…

【review】外資系トップの仕事力:経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか/ISSコンサルティング編

友人が読んでいたので図書館で借りてみた。 現在外資系企業の取締役などをされている方々がどのように仕事をしてきたかをインタビュー形式で紹介した本。 読んで最初に思ったのは、一人も女性がいないということ。 外資系といえど、この時代にはまだ女性がチ…

【review】竹中式マトリクス勉強法/竹中平蔵

バイト帰りに丸善で購入、帰りの電車で一気に読んだ。 茂木さんの「脳を鍛える勉強法」もそうだけど、読んでやる気が出る、勇気が出る本に出会うことは大事だと思う。 この本も、そういう本だ。 今日から始めよう、そう思った。 でも、この本売れてるよね。…

【review】売れるもマーケ 当たるもマーケーマーケティング22の法則/アルライズ・ジャックトラウト

「売れるもマーケ〜」は1994年に出版されていて、あまり新しい本ではないんだけれど、マーケティングの基礎としてマーケティングという捉えどころのない分野をどう見ればいいのか考える上では参考になった。 従来のマーケティングが失敗してきた理由を22の法…

【review】おしゃれなエコが世界を救う/サフィア・ミニー

山口絵里子さんに続いてフェアトレード関係。 ミニー氏がどのようにフェアトレードブランドを立ち上げてきたかを綴った本。 私は氏の考え方は必ずしも支持しないけれど、フェアトレードというなかなか市民に浸透しない分野をメジャーにしたビジネスモデルを…

【review】自分の中に毒を持てーあなたは"常識人間"を捨てられるか/岡本太郎

「自分の中に〜」はなぜか後輩が貸してくれた。私に何を感じてほしいんだろう。。と思いつつ、岡本太郎氏の本は初めてでこういう考え方をする人なんだ、へぇと思った。今まで太陽の塔の作者ということしか知らなかったので。 「芸術は爆発」も言葉だけ知って…

【review】頭がいい人が武器にする1分で話をまとめる技術/樋口裕一

意外につぼだった。 樋口裕一氏の本は以前「頭のいい人、悪い人の話し方」を読んだ。ベストセラーになっていたと思うが、私にはただ悪口を言っているようにしか思えず好きになれなかった。比較することでより自分の欠点を客観的に見られるようにしているのか…

9月

頭がいい人が武器にする1分で話をまとめる技術/樋口裕一 自分の中に毒を持てーあなたは"常識人間"を捨てられるか/岡本太郎 おしゃれなエコが世界を救う/サフィア・ミニー エコノミスト 南の貧困と闘う/ウィリアム・イースタリー 売れるもマーケ 当たるもマー…

【review】門/夏目漱石

「それから」に続き二作目の漱石は、「門」 話は宗助と御米の普段の生活の描写から始まり、そして宗助の弟の小六や親戚の佐伯家との関係を通して、段々と二人の過去が明らかになっていく。 二人は駆け落ちして夫婦となっており、宗助の家主と安井(御米が昔一…

【review】Pride and Prejudice/Jane Austen

wikipediaによると、17〜18世紀のイギリスが舞台らしい。 田舎に住むベネット一家には年頃の娘が5人もいるのに、財産は一家の主が亡くなったら彼女たちの従兄弟のコリンズ牧師に渡ることになっている。そのため母親は娘たちを少しでも良い男性と結婚させるこ…

【review】それから/夏目漱石

日本の作家の本ももっと読んでいこうと思い手に取った夏目漱石。 三部作だというのは聞いたことがあったけど、どれがそうなのかはわからなかったので、何となくこの本から読み出した。 後で調べてみると、三部作の二作目だったけれど、まぁ気にしないことに…

【review】罪と罰/ドストエフスキー

下巻を読み終えた。 話は、元大学生のラスコーリニコフが、一つの罪は百の善行によって正当化されるという考えの基、悪徳高利貸しの老婆を殺害するところから始まる。もちろん彼を殺人に導いたのには、彼の思想だけでなくて、困窮や妹が自分のために犠牲にな…

【review】脳を活かす勉強法ー奇跡の「教科学習」/茂木健一郎

はじめに 入学当初の僕は「できない子」だった 第一講 脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好き 01 脳は、何かを達成するたびに、どんどん強くなる 02 「喜び」がないと強化回路が回らない 03 「突き抜ける」感覚は絶対クセになる 04 学習することは、いまま…

【review】売文生活/日垣隆

なぜこの本を手に取ったかは忘れてしまったけれど、読んでみると内容は、文章を書くことを職業とすることがどういうことなのか、を分析した本だった。 「文筆家は食えない」とかネガティブの意見が多い中、本当にそうなのか、著者の体験と色々な文献を通して…

【なりたい自分になる】14.とにかく本を読む

一冊を丁寧に読むことも大事だけど、同時に数をこなしていくことも大事。 知識の裾野を広げていくことで、より広い視野、たくさんの視点を獲得していこう。

読んだ分だけ高い視点から物事を見られるようになる。

茂木さんのお話の中でもう一つ、とても気に入った言葉があった。 茂木さんは昔から座学より外で蝶を追ったりしているほうが好きだったけど、本だけはたくさん読んでいて、今も「本を読んだ分だけ高い視点から物事を見られるようになる」と考えているそう。 …

もうすぐ1ヶ月

もうすぐこのブログを始めて1ヶ月。 意外と書くことあるんだなってびっくりしてる。 アイデアマラソンはとにかく書き続けることに意味があるって樋口さんがおっしゃっていたけど、ブログもそうだなぁ。 でも、ブログを書くようになってから本を読む量が減っ…

行政と本と勉強

朝なんとなーくテレビつけてたら、サンデージャポンで公務員改革の話を少ししてた。予定があったので録画して家を出て、まだ見ていないけど。 高橋洋一さんとかが出演してらした。 「さらば!財務省」を読もうと思って間違えて図書館で「さらば!外務省」を…

6月本&今読んでる本

6月読んだ本◇ブランドマネジメント戦略 文献ですな。 ◇知的複眼思考法/苅谷剛彦 なるほど。 ◇私塾のすすめーここから創造が生まれる/齋藤孝・梅田望夫 もう一回読もう! 梅田さんの本は、何回も読んだほうがいい気がする。 とても示唆に富んでいるんだけど私…

今読んでる本vol.1

◇読書中◇ 「大臣」/菅直人 「欲望する脳」/茂木健一郎 「クリエイティブな習慣」/トワイラ・サープ◇積読本◇ 「The World is Flat」/Thomas Friedman 「The Lexus and the Olive Tree」/Thomas Friedman 「L'etranger」/Albert Camus 「思考の補助線」/茂木健…